元仮面浪人徒然体験記

元仮面浪人佳乃が、仮面浪人中&仮面浪人考え中の方に、仮面浪人についてつらつら語ります。

仮面浪人した理由

新歓先などではあまり仮面浪人しての入学だと語ることはありません。
しかし、高校のクラスメートなどはもちろん元の大学を知っていますからどうして仮面浪人をしたのかと聞いてくることが多々あります。
確かに、楽しい大学生活を捨ててまでハイリスクローリターンの仮面浪人を選択したからには大きな理由がありますよね。
私の場合は以下の二点が大きな理由でした。

①学歴コンプレックス

はい、まずは仮面浪人の理由としてはオーソドックス(?)な学歴コンプレックスです。
私の出身高校は、『最低でも早慶上智』といった風潮がありました。
ゆえにmarchに進学した私は、変わり者扱いされていました。←自分が感じていただけかもしれませんが。
クラスメートに進学先を聞かれ、答えるのがとても嫌だったのが去年の今頃でした。
そして、やはり思ったのが大学名は一生背負うことになるということ。
『大学名じゃない、大学で何をするのかが重要だ。』と言われることがあると思います。
確かにそうですよね。
学歴だけではどうしようもないことの方が多く、学歴なんてその人のほんの1%にもならない要素の一つですよね。
しかし私はそれでは納得できませんでした。
常に学歴で引け目を感じたくありませんでした。
学名+大学で有意義に過ごす。この二つがそろって初めて、私の大学生活が始まるのだと信じて突っ走りました。

②失望

そしてもう一つが失望です。
学名や大学に対する失望ではありません。
私は元々、ある学問に興味があり、それを重視して学部学科を選びました。
しかし入学した先では、私の学びたいと思っていたものとは全く違うものしか学べなかったのです。
一年間しかいなかったくせに何が分かるんだ、と言われますが、シラバス・履修要項(必要単位)を見て感じたそのままの私の思いです。
私にとっては『ピアノを弾きたかったのに、絵を描かされた』ぐらいのギャップがありました。

以上の二点が、私が仮面浪人をした理由です。

くだらないなぁとか、わがままだなぁとか思った方もいらっしゃると思います。
その通りです。
くだらないし、わがままです。
しかしそういうくだらない理由が積み重なって仮面浪人へ突っ走る人間がいることも事実なのです。

次は、仮面浪人を実際に始めることになったきっかけについてつらつら綴ります。